毛髪自体が曲がりくねってしまうくせ毛。
くせ毛の原因は、毛髪や毛穴の構造そのものと深い関わりがあります。
このページでは、くせ毛ができる原因とその対策についてお話しましょう。
毛髪が曲がりくねってくせ毛となってしまうのには、3つの理由があります。
毛髪の内側には、髪の主成分であるタンパク質「ケラチン」がたくさん詰まっています。隣り合うケラチン質同士は、「S-S結合」と呼ばれる形で強く結合しあっています。
この結合が規則的にまっすぐ行われていれば、髪はまっすぐの直毛になります。しかし、結合が少しいびつな形で出来上がり、互い違いにくっついてしまうと、髪の毛が曲がりくねって「くせ毛」になってしまいます。
また、毛髪の内側のケラチン繊維が均一でない場合もくせ毛になってしまいます。
毛髪の内側には、コルテックス層と呼ばれるケラチンを主成分とした繊維状の層があります。この繊維には、水を含みやすい柔らかい繊維(O-コルテックス)と、水を含みにくい硬い繊維(P-コルテックス)の2種類があります。
2種類の繊維がバラバラで均一に散らばっていれば、毛髪は直毛になります。しかし、不均一な偏りがあると、その部分が曲がってくせ毛となります。
くせ毛は、毛穴自体が曲がりくねっている場合も起こります。毛穴自体が曲がっていると、そこを通過して新しく生えてくる髪も曲がりくねってしまうからです。また、毛穴に皮脂が詰まることでも、髪の通り道が曲がってしまうために、くせ毛になりやすくなります。
くせ毛を解消するためには、ストレートパーマを行うことが必要です。また、新しく生えてくる髪のくせを和らげるためには、毛穴に皮脂が詰まらないように、生活習慣を整える必要があります。
また、くせ毛は、曲がりくねっている分ダメージに弱く、ケアを怠ると切れ毛や枝毛が増えてしまう点にも注意が必要です。
ストレートパーマは、毛髪内のS-S結合を切断して、再び結合し直すことで、まっすぐな髪にするための方法です。第1パーマ液が結合の切断を、第2パーマ液が再結合を促す役割を持っています。
ストレートパーマは、すでに生えている毛髪には有効ですが、新しく生えてくる毛髪には効果が持続しません。そのため、生え変わる度に、定期的にパーマをかけ直す必要があります。
不健康な生活習慣を続けていると、頭皮で皮脂の分泌が増え、毛穴がつまりやすくなります。すると、生えてくる毛髪の通り道が曲がるため、くせ毛が起こりやすくなります。
したがって、新しく生えてくる毛髪のくせを和らげるためには、生活習慣を健康的に整えて、皮脂の分泌を正常に保つことも大切なのです。
くせ毛は、直毛に比べて外からのダメージに弱く、切れ毛や枝毛の原因となってしまいます。したがって、ドライヤーやヘアアイロンをかけすぎないなど、くせ毛に過度なダメージを与えないよう注意する必要があります。
[管理人:山下]
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