長時間の仕事は、体と心の両面から悪影響をもたらして、元気で美しい髪の成長を邪魔します。
このページでは、長時間の仕事が髪に与える悪影響についてお話しましょう。
仕事は、私たちの生活の大部分を占める要素です。「ワークライフバランス」という言葉が声高に叫ばれてはいるものの、多くの人が仕事と私生活のバランスに苦慮しています。
ここでは、長時間の仕事による悪影響の中から、頻度の高い、「首や肩の凝り」と「ストレス」を取り上げて見ていきましょう。
長時間の仕事が体にもたらす影響として多いのが、首や肩の凝りです。おもにデスクワークが長時間に及ぶ人、長い時間緊張した状態が続く人で起こりやすくなります。
私たちの体は、長時間同じ姿勢をキープしたり、同じ部位に力を入れ続けたりすることが構造上得意ではありません。デスクワークなどで長い時間首や肩に力を入れていると、その部分の筋肉が固まったままになり、血液の流れが悪くなってしまいます。
一旦そうなると、いざ力を抜いてリラックスしようとしても、筋肉は固まったまま簡単には緩まなくなります。これが、凝りとして長く残ることになるのです。
首や肩といった部位は、皮膚や筋肉を通して、頭皮と直接つながっています。したがって、それらの部位の凝りが長く続くと、つられるように頭皮も固く凝り固まって、血行が悪くなってしまいます。
頭皮の血行不良は、髪に必要な栄養が頭皮に送られるのを邪魔します。そのため、新しく生えてくる髪の成長が妨げられ、コシのない弱い髪が増えてしまうのです。
長時間の仕事がもたらすのは、凝りのような外面的な影響ばかりではありません。ストレスという内面的な影響もまた、美しい髪にとってマイナスとなります。
軽いストレスによる適度な緊張感は必要です。しかし、その程度が大きくなると、心と頭で簡単には処理できなくなり、蓄積されていきます。
ストレスの蓄積は、自律神経の働きに影響を与えます。自律神経は、体温や呼吸、消化吸収、心臓の鼓動など、外界の刺激や変化に合わせて、私たちの体を適応させ、調節する役割を持っています。これらの調節は、緊張や興奮に傾ける交感神経と、リラックスをもたらす副交感神経がバランスを取りながら行っています。
ストレスは、この2つの自律神経のバランスを壊すように働きます。すると体全体の調節がうまくできなくなって、倦怠感を感じたり、手足に冷えを感じたりということが起こります。とくに頭皮では、細い血管がギュッと縮まって血行不良が起こりやすくなり、元気な髪の成長が妨げられるのです。
[管理人:山下]
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