頭皮の環境が悪化すると最初に現れる症状がかゆみです。
一時的なかゆみであれば問題はありませんが、かゆみが続くなら、頭皮が傷んでいるかもしれません。
このページでは、頭皮のかゆみの原因と対策についてお話しましょう。
頭皮のかゆみは、頭皮の環境が悪くなると、いちばん最初に起こる症状です。かゆみが続く状態を長く放置していると、頭皮ニキビが増えたり、フケが増えたりといったさらなる症状悪化につながる恐れがあるため、対策が必要です。
かゆみが起こる原因にはさまざまなものがあり、それぞれ考えるべき対策が異なります。ここでは、かゆみの原因別に対策を見ていきましょう。
頭皮の乾燥によって肌荒れのような状態になっていると、かゆみを感じやすくなります。このタイプのかゆみは、その場所を爪でひっかくことで、頭皮がはがれて傷になりやすいため、むやみにひっかくことはおすすめできません。
頭皮の乾燥は、シャンプーが合っていなかったり、ドライヤーの温風をかけすぎたりするなど、頭皮の皮脂や水分を過剰に奪いすぎることで起こります。したがって、対策としては、シャンプーを低刺激のものへ替えたり、ドライヤーの温風を当てすぎないようにしたりすることが大切です。
また、傷ついて荒れてしまった頭皮の修復と保湿を促すために、椿オイルやホホバオイルといったヘアオイルを使うのも有効です。洗い上がりの髪や頭皮に、少量をなじませることで、髪や頭皮をコーティングして、乾燥を防いでくれるのです。
頭皮や毛穴で炎症が起こると、その部分でかゆみを感じます。炎症は、皮脂の分泌が増えることで、皮脂をエサとする細菌が増殖して起こります。また、乾燥した部分を爪でひっかくことで傷ができ、そこに細菌が入り込むことでも炎症になります。
中でも、皮脂をエサとする細菌による炎症である脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)を起こしていると、とくに強いかゆみを感じます。この時は、かゆみを感じるとともに、フケが増えたり、頭皮が赤くなったりします。ひどくなると、医療機関への受診や、服薬や塗り薬による治療が必要となる場合があるため、注意を要します。
対策としては、頭皮や毛穴の皮脂を増やすような生活習慣を改善することが大切です。脂っこい食事を続ける、お酒を飲み過ぎる、不規則でストレスの多い生活など、できるところから悪い習慣を減らしていくよう努めることが大切です。また、脂漏性皮膚炎を疑う症状が長く続く場合は、早めに皮膚科を受診して、医師の指示を仰ぐようにしましょう。
[管理人:山下]
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