指通りの悪いパサパサした手触りの髪質。
それは、髪の表面のキューティクルが壊れてしまっていることが原因です。
このページでは、髪のパサつきの原因とその対策をお話しましょう。
髪の手触りがパサつくのは、髪のキューティクルが傷ついたり、壊れたりしているためです。
キューティクルは毛髪のいちばん外側の層であり、髪の水分とタンパク質を保持して、内側を外の刺激から守る働きをしています。しかし、キューティクルは、物理的な刺激で壊れやすいという性質を持っています。
ドライヤーのかけすぎや、ヘアアイロンやヘアカラーのしすぎによって、キューティクルが壊れてしまうと、毛髪の内側に水分を保つことができなくなり、潤いのない弱い髪になり、パサパサした手触りになってしまいます。
また、髪に十分な栄養が送られないことも、壊れやすいキューティクルが作られる原因となります。
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髪のパサつきを抑えるためには、新たにキューティクルを壊さないようにすることに加えて、すでに傷ついたキューティクルを修復するためのケアを行うことが大切です。
ドライヤーの温風は、温度が高く乾燥しているため、キューティクルを簡単に傷つけてしまいます。髪を乾かすときは、温風はかけすぎないようにし、ある程度整えたら冷風で仕上げるようにすると、キューティクルへのダメージを少なくできます。
ヘアアイロンは、髪に強い熱をかけるため、キューティクルが壊されやすくなります。また、ヘアカラーの化学物質もキューティクルを傷める原因になります。
毎日長い時間ヘアアイロンをかけたり、頻繁に髪の色を変えたりするのは、髪のパサつきを抑えるという点から見ると、おすすめできません。
髪のキューティクルが傷つくと、髪の内側に水分を保てなくなり、髪が乾燥してしまいます。そのため、まず、髪をオイルで外側から保湿してあげることで、髪とキューティクルの修復を助けることができます。
髪の保湿に使われるオイルは、椿オイルやホホバオイルがおすすめです。てのひらにオイルを数滴取り、洗い上がりの髪にやさしくなじませてあげることで、髪は少しずつ元気を取り戻していくでしょう。
髪とキューティクルの修復を促すためには、必要な栄養を十分に送り込んであげることが不可欠です。とくに、髪の材料となるタンパク質、髪の成長を助けるビタミンは、十分に摂取したい栄養素です。
タンパク質は、大豆、サバやイワシなどの魚類、豚肉や鶏肉などの肉類に多く含まれています。また、ビタミンは、野菜、きのこ、海藻、果物などに多く含まれています。健康的な食生活という点で考えると、肉より大豆や魚を増やす、野菜やきのこ、海藻を十分に取る、1日1回は果物を食べる、といった食習慣が大切です。
[管理人:山下]
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