タバコの煙には、50種類以上もの発がん性物質をはじめとした、さまざまな有害物質が含まれています。これらの物質は、体内で活性酸素を生み出して全身の細胞を攻撃します。
このページでは、タバコの煙がもたらす髪への悪影響についてお話しましょう。
自分で喫煙したりや、副流煙を吸い込んだりすることで、体にはさまざま悪影響が及びます。これらの影響は、直接的、または間接的に、健康な髪の成長を妨げます。
タバコの煙には、4,000種類以上もの化学物質が含まれており、そのうち発がん性のある有害物質は50種類以上にも上ります。
これらの有害物質を煙といっしょに吸い込むと、体の中では、活性酸素がたくさん作られて、細胞やDNAを攻撃します。攻撃を受けた細胞は働きを弱めたり、死んで機能しなくなったりします。また、DNAが過剰に損傷を受けると、修復機能が追い付かず、がんの発生につながります。
タバコの煙は、体のすべての臓器や部位で悪影響をもたらします。もちろん、頭皮においても、毛根の細胞が活性酸素の攻撃を受けたりすることで、健康的な髪の成長が妨げられます。
ビタミンCやビタミンA、ビタミンEなどの栄養素は、活性酸素を除去できる力を持っています。とくにビタミンCは、タバコの煙によって発生した活性酸素の有力な対抗手段となります。
このことは見方を変えると、日ごろから喫煙する人では、しない人に比べてより多くのビタミンCが必要であることを意味します。厚生労働省によると、喫煙習慣のある人では、1日あたり+35mgのビタミンCを余分に摂取する必要があるとしています。(成人でのビタミンC推奨量は1日あたり100mg)
たくさん発生する活性酸素に対して、ビタミCの摂取が追い付かなければ、体内でビタミンCの不足が起こり、除去できない活性酸素の悪影響が全身で生じることになります。
タバコに含まれるニコチンは、細い血管を収縮させる作用があることが分かっています。この作用は全身で起こるため、もちろん頭皮を走る細い血管も収縮します。
頭皮で血行不良が起こると、髪に必要な栄養を送るための血流が妨げられるため、健康的で美しい髪は育たなくなるのです。
私たちが呼吸によって肺に取り込んだ酸素は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという赤い色素に結合して、全身に運ばれます。
しかし、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は、酸素よりもヘモグロビンと結合しやすい性質あるため、酸素が全身に運ばれるのを妨げてしまいます。この結果、全身の細胞が軽い酸欠状態に陥ります。
酸欠状態では、細胞は本来のペースで活動を続けることができません。髪の根本の細胞で酸欠が起こると、その働きは弱められ、髪が元気に成長することが到底できなくなります。
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