今や私たちの生活に欠かせないものとなっているコンビニの弁当やスーパーのお惣菜。
しかし、多くの加工食品で、美しい髪に悪影響を与えるかもしれない化学物質がたくさん含まれていることをご存じでしょうか。
このページでは、髪に悪影響をもたらしうる食品中の化学物質についてお話しましょう。
食品中に含まれる化学物質や食品添加物については、人体への悪影響という点で多くの議論がありますが、その中でも比較的悪影響が強く指摘されている3つの化学物質をピックアップしてご紹介しましょう。
ハムやソーセージなどに、弾力のある歯ごたえと食感を作るために(食肉結着剤として)加えられるのがリン酸塩です。加えて、食品の変色や変質を防ぐためのpH調整剤としても利用されます。
コンビニやスーパーで売られている弁当やお惣菜をはじめ、さまざまな加工食品に広く利用されているため、それらをたくさん摂取する人では、リンの過剰摂取が心配されます。
リンの過剰摂取が続くと、それに伴って、亜鉛というミネラルの吸収が妨げられることが分かっています。亜鉛は、強くてコシのある髪の成長に欠かせないミネラルです。したがって、添加物であるリンを過剰に摂取する生活は、髪を弱くしてしまう恐れがあるのです。
マーガリンやショートニングを作る際に、副産物としてごくわずかに生じてしまうのがトランス脂肪酸です。
マーガリンやショートニングは、もともと液体状である植物性の油を、わざわざ固形状に加工して作られます。トランス脂肪酸は、液状の油を固形化する時に、わずかな量が生まれて、食品中に残存します。
トランス脂肪酸を摂取しすぎると、血液中の悪玉コレステロールを増やして、心臓病や脳卒中のリスクを上げることが分かっています。悪玉コレステロールは、血管の壁を傷めて血行不良を起こすこともあるため、これが頭皮で起こると、髪の成長にマイナスの影響を与えます。
甘みを強く出したり、カロリーを抑えたりする目的で添加されるのが、アスパルテームやアセスルファムカリウムなどの人工的に作られた甘味料です。
これらの人工甘味料は、砂糖よりも強い甘みを発する傍ら、人の体内で利用されにくい形であるため、低カロリーやノンカロリーを謳うジュース、お菓子等によく使われます。
しかし、カロリーを抑えられる利点はあるものの、人工甘味料の強すぎる甘みは、甘みに対する依存性を引き起こしたり、脂肪をため込むホルモンであるインスリンを過剰に分泌させたりすることが分かっており、肥満や生活習慣病のリスクを上げることが指摘されています。
肥満や生活習慣病は、頭皮の血行不良や、過剰な皮脂分泌の原因となり、頭皮環境を悪化させる恐れがあるため、元気な髪にとってはマイナスとなります。
[管理人:山下]
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