髪は正常なサイクルでも抜け落ちていきますが、その他の原因で抜け落ちてしまうこともあります。
このページでは、原因別に髪が抜けるメカニズムについてご紹介しましょう。
髪は、健康な人でも、1日に100本ほど抜け落ちています。
問題は、その抜け毛が、正常なサイクルによるものか、はたまた別の原因によるものか、ということです。とくに、何らかの原因によって髪が抜ける場合は、抜けるペースに成長が追い付かず、毛髪の量全体が減ってしまうことにつながります。
ヘアサイクルが、成長期、移行期、休止期と正常なサイクルをたどって髪が抜けるケースがここに当てはまります。
この場合は、抜け落ちた毛穴では、すでに新しい髪が成長を始めているため、全体として毛髪の量が変わることはありません。
脂っこいものばかり食べる、お酒をたくさん飲む、運動不足、睡眠不足といった生活習慣の乱れは、髪の毛にダイレクトに影響を与えます。
こういった生活習慣の人では、毛穴の皮脂の分泌が多くなっています。皮脂の量が多くなると、毛穴が詰まりやすくなり、その中で雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。この状態では、髪の毛はひとたまりもありません。
シャンプーを1日に何回も行う、ドライヤーのかけすぎ、なども抜け毛を引き起こす原因となります。
シャンプーを1日に何回も行うと、頭皮の皮脂を奪いすぎてしまいます。皮脂は、ありすぎると毛穴を詰まらせて抜け毛の原因となりますが、奪いすぎると、頭皮の乾燥を招いて、髪にダメージを与えてしまうのです。
また、ドライヤーの温風の熱は、髪の表面のキューティクルを傷めやすく、長く当てすぎると髪質にダメージを与えて、抜け毛を増やしてしまいます。
肩こりや頭皮が凝り固まっていることで抜け毛が起こることがあります。
これは、肩こりや頭皮の凝りによって、頭皮を走る細い血管の血行が悪くなり、髪の成長に必要な栄養素が十分に髪に送られないことで起こります。
正常なサイクルや生活習慣が原因で起こる抜け毛以外にも、「脱毛症」と呼ばれる、病気が原因で起こる抜け毛も存在します。
最近になって、抜け毛の原因一部解明されたことで、これまで若年性脱毛症や壮年性脱毛症呼ばれていたものを併せて、男性型脱毛症(AGA)と呼ぶようになりました。
AGAは、ヘアサイクルが正常に進まなくなることで、髪が抜けてしまものです。
通常であれば、約2〜6年は続くはずの成長期が、AGAでは、数か月〜1年で終わりを迎え、そのまま移行期へ入ってしまいます。そのため、正常なサイクルよりもはるかに短い期間で髪が抜けてしまうのです。
このようなヘアサイクルの異常を引き起こすのが、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)であことが、最近明らかになりました。治療薬も開発されており、多くの治療成果を挙げているようです。
頭に円形の脱毛部分が現れる病気を、円形脱毛症といいます。
円血脱毛症は、通常であれば自分自身を攻撃しないようにできているはずの免疫システムが、何らかの原因で誤作動を起こし、自分自身の毛根の細胞を攻撃してしまうために脱毛が起こります。
免疫システムが誤作動を起こす原因は、はっきりと分かっていませんが、精神的なストレスや、花粉症や喘息(ぜんそく)などのアレルギーをきっかけに脱毛が起こる場合があるようです。
[管理人:山下]
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