睡眠時間が短かったり、時間がバラバラだったりすると、自律神経のバランスが乱れてしまい、元気で美しい髪の成長を妨げてしまいます。
このページでは、睡眠の時間が髪に与える影響について、自律神経のバランスに注目しながらお話しましょう。
睡眠時間が少なかったり、時間がバラバラだったりすると、何が良くないのでしょうか。それは、自律神経の働きと深く関係しています。
自律神経とは、周囲の環境の変化に合わせて、体を適応させるための調節を行っている器官です。気温が高い時は体表の血管を拡げて熱を逃がして、寒い日は血管を縮めて体温を守ります。思いっきり走ると心臓はドキドキ動き、食事をした後はリラックスして眠気がやってくる。こういった体の変化のすべてを、自律神経は行っているのです。
自律神経による調節は、2種類の神経の働きのバランスで成り立っています。一つは、体に興奮や緊張をもたらす交感神経、もう一つが、体をリラックスする方向へ傾ける副交感神経です。自律神経の調節機能がうまく働くためには、交感神経と副交感神経がバランス良く働くことが大切です。
しかし、これらの神経のバランスが乱れて、自律神経による調節がうまくいかなくことがあります。その原因の一つが、睡眠不足です。
睡眠は、1日の疲れを癒すとともに、1日の生活リズムをリセットして、翌朝再びスタートするという役割があります。自律神経は、睡眠によって、その人の1日のリズムを覚え、活動に合わせて体の調節を行います。
しかし、睡眠時間が少なかったり、時間がバラバラだったりすると、自律神経は、調節の基準とすべき生活リズムを覚えることができません。その結果、自律神経はバランスを崩して調節がうまくいかなくなり、体にさまざまな不調が起こるのです。
自律神経のバランスが乱れると、おもに交感神経が優位になりやすく、緊張や不安感といった方向へ体が傾きやすくなります。それとともに引き起こされるのが、細い血管の収縮です。
体の表面を走る細い血管は、体温調節に際に重要です。細い血管が収縮した状態が続くと、体のあちこちで、血行が悪くなったり、冷えを感じたりといったことが起こります。
とりわけ頭皮には、たくさんの細い血管が走っており、それらが髪の成長に必要な栄養を髪の根本に送り届ける役割を担っています。しかし、これらの血管が収縮すると、頭皮で血行不良が起こり、十分な栄養が送られなくなってしまいます。その結果、髪の成長は妨げられ、髪は細く弱くなっていくのです。
強くてコシのある、元気で美しい髪のためには、生活のリズムを整えて、十分な睡眠を確保することが大切なのです。
[管理人:山下]
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